シェーンブルン宮殿 : オーストリア旅行記

シェーンブルン宮殿は、フランスのベルサイユ宮殿と並んでヨーロッパ随一の規模を誇る大宮殿です。


シェーンブルン宮殿の歴史は、１５６９年にマクシミリアン２世が動物園や庭園を作らせたことから始まるようですが、最も重要な役割を果たしたのはやはり女帝マリア・テレジア。

ハプスブルク家の夏の宮殿として、マリア・テレジアの好みや意見を取り入れて大改築し、現在のような姿になったそうです。

シェーンブルン宮殿の薄い黄色の外観は、マリア・テレジアがこの色を好んだことによるそうで、マリア・テレジアンイエローと言われています。


シェーンブルン宮殿を見学するには、見学可能なすべての部屋を見学することができるグランドツアーと、東側部分を除く部屋を見学できるインペリアルツアーがあります。

いずれもガイドはつきませんが、グランドツアーは追加料金を払えばガイド付きに変更することもできるようです。

しかし、グランドツアーではオーディオガイドを無料で借りることができますし、日本語のチャンネルもあるので、わざわざガイドツアーに参加しなくても十分楽しめると思います。


シェーンブルン宮殿の入場チケットには入場時刻が印字されていて、チケットを買ってすぐに入場できるというわけではなく、印字された時刻にならないとゲートを通り抜けることができません。

私が年始に行ったときは結構混んでいましたが、チケットを買ってから入場するまでの待ち時間は３０分くらいでした。


シェーンブルン宮殿以外の施設（グロリエッテ展望テラス、迷路庭園、動物園、温室など）などの入場料も含まれるシェーンブルンパスを購入した場合は、入場時刻の制限なくすぐに入れるそうです。