オーストリアの料理 : オーストリア旅行記

「オーストリアの料理というものはない、あるのはウィーンの料理だ」とよく言われるそうです。

オーストリアの料理は、ハプスブルク帝国内の各地からさまざまな伝統料理が取り入れられ、それをウィーンならではの料理に発展させ、バラエティ豊かな食文化を築いたというわけですね。


オーストリアの料理は魚よりも肉がメインとなりますが、なかでも「ヴィーナーシュニッツェル（ウィーン風カツレツ）」はぜひ試したい料理の一つです。

日本のカツレツよりも肉は薄く叩き伸ばしてあって、衣ももっときめが細かいです。

塩味が利いているので、ソースなどは通常ついておらず、揚げたてにレモンをぎゅぎゅっと搾って食べると最高においしいです。


シュテファン寺院の近くにある「フィグルミュラー」というお店には、お皿からはみ出すほどの特大サイズのシュニッツェルがあります。

その大きさにビックリしますが、１人１皿いけると思いますよ（私が大食いなだけ？）。


オーストリアの料理というよりは、もともとハンガリーの料理ですが、パプリカたっぷりのソースで煮込んだ牛肉シチュー「グーラシュ」も特に寒い冬にはおすすめです。

これまたハンガリーから伝わってきた「パラチンケン」というクレープ料理は、デザートの定番ですが、朝食など食事にもなる一品です。


オーストリアの料理にちょっと飽きたな…と思えば、ウィーンにはベジタリアンのレストランもありますし、魚介料理のセルフレストラン「ノルトゼー」（こちらはチェーン店であちこちにあります）や「ローゼンベルガー・マルクト」というセルフレストランで気軽に済ますこともできます。

もちろん、日本料理や中華料理のお店もあります。